北斎コースのご案内

葛飾北斎が描いた浮世絵を見ながら台東区を歩きます。 世界的に知られる浮世絵師・北斎。代表作「神奈川沖浪裏」が描かれた新千円札が発行され、パスポートの査証ページにも多くの作品が描かれています。 台東区で暮らした北斎が浮世絵に描いた場所、ゆかりの地、墓所等を訪ねてみましょう。
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柳橋
文化5(1808)年北斎49歳、柳橋の料亭で書画会を催す。 文政9(1826)年柳橋で画会を催す。 作品:『新柳橋の白雨 御竹蔵の虹』
西福寺
北斎の師、勝川春章の墓。 徳川家康開基。正式名称「松平西福寺」。 明治3(1870)年、最も早く育英小学校が境内で設立された。
榧(かや)寺
北斎の兄弟子である勝川春英の弟子、勝川春亭の墓。 作品に描かれている高灯篭(当時のものではない)が、境内にある。 作品:『榧寺の高灯篭』
龍宝寺
川柳寺とも呼ばれ、江戸中期川柳の始祖 柄井川柳が眠っている。北斎、川柳の会で俳号「卍」を使う。 ・団子屋の 夫婦喧嘩は 犬も喰い 卍 ・柄井川柳 辞世の句碑「木枯らしや 跡で芽をふけ 川柳」
誓教寺
北斎の墓(東京都指定旧跡)。菩提寺の誓教寺で葬儀が執り行われた。 ・辞世の句「ひと魂で ゆく気散じや 夏の原」(墓側面)
遍照院
北斎終焉の地。 嘉永2(1849)年4月18日、境内にあった「狸長屋」にて永眠。90歳。 生涯93回転居した。
浅草寺
東京最古の寺院といわれる。本尊は秘仏「聖観世音菩薩」 作品:『浅草寺入相』 『浅草寺本堂』 『浅草寺仁王門』
待乳山聖天
日本三大聖天の一つ。本尊は秘仏「歓喜天」 毎年正月7日に 「大根まつり」が開催される。 作品:『待乳山の紅葉』